Wi-Fi規格(無線LAN規格)をまとめました
Wi-Fi規格の種類
2024年8月現在で制定されているWi-Fi規格は以下の通りです。
WiFi名 | IEEE規格名 | 理論上の 最大通信速度 | 使用周波数帯 | 策定年 |
---|---|---|---|---|
- | IEEE802.11a | 54Mbps | 5GHz | 1999年 |
- | IEEE802.11b | 11Mbps | 2.4GHz | 1999年 |
- | IEEE802.11g | 54Mbps | 2.4GHz | 2003年 |
Wi-Fi4 | IEEE802.11n | 600Mbps | 2.4GHz/5GHz | 2009年 |
Wi-Fi5 | IEEE802.11ac | 6.9Gbps | 5GHz | 2014年 |
Wi-Fi6 | IEEE802.11ax | 9.6Gbps | 2.4GHz/5GHz | 2019年 |
Wi-Fi6E | IEEE802.11ax | 9.6Gbps | 6GHz | 2021年 |
Wi-Fi7 | IEEE802.11be | 46Gbps | 2.4GHz/5GHz/6GHz | 2024年(予定) |
Wi-Fi名はWi-Fi4から付けられたのでそれ以前はありません。
周波数の違い
異なる周波数帯のWi-Fi同士は互換性がありません。
2.4GHzと5.0GHzの特徴はそれぞれ以下の通りです。
2.4GHz | ・電波が遠くまで届きやすく壁や床などの障害物にも強い。 ・多くの家電製品(電子レンジ、Bluetooth機器など)が同じ周波数を使用しているため、電波干渉が発生しやすく通信が不安定になりやすい。 ・通信速度は5GHz帯よりも遅い傾向がある。 |
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5.0GHz | ・2.4GHz帯に比べると通信速度は速い。 ・Wi-Fi専用の周波数帯であるため、他の家電製品との干渉が少なく通信が安定している。 ・電波が障害物に弱く届く範囲が狭い。 |
5.0GHz | ・5GHz帯よりもさらに広い帯域幅を持ち混雑が少なく安定した通信が可能。 ・6GHz帯を使用するデバイスが少ないため電波干渉がほとんどない。 ・5GHzよりもさらに障害物に弱く電波の届く距離が短い。 |
備考
- Wi-Fi7の策定年は2024年予定です。
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